発熱の泣き笑い
発熱にも陰陽があります。
○ △の熱
・見分け方
顔面が紅潮、耳まで赤い。
お小水の回数が少なく色が濃い、夜中にお小水に起きることがある。
大便は黒褐色、茶色、黄色。陽性の便秘。
唇、瞼の裏が充血、黒味を帯びていることが多い。ピンク色が中庸。
体、手足が熱い。但し、酸化してのぼせていると足は冷たい。
38°C以上の熱でも元気。38°C以上でも豆腐パスターを嫌がる。
背中がゾクゾクして寒い。
・飲物
皮膚に近いところに熱を持っている時には第一大根湯、シイタケスープ、食べ過ぎ等で腸で熱を持っている時にはりんごが効く。
前頭部の痛みが伴う時 干シイタケスープ、みかん
後頭部の痛みが伴う時 第一大根湯
側頭部の痛みが伴う時 りんごおろしかジュース、第一大根湯。
咳、痰が伴う時 レンコン湯
腸、腎の充血 第一大根湯、りんご、みかん及びジュース
3症状が同時にある時 大根、レンコンン、干シイタケのスープ
作り方:大根、蓮根の1cm幅輪切り各2枚、干シイタケ4~5枚を3合の水で2合まで煮だし好みの醤油味で飲む。
その他にもやしスープ、ねぎ湯、(りんご、みかん)ジュース、トマト等。
乳児の発熱の時は母親が飲む。
注 トマトは極陰です。他の飲物で効果の出なかった陽性の発熱のみに使用のこと。
・手当て
豆腐パスター(子供は嫌う、40°Cに近い熱の時にはさせる)或いは青菜パスター。
時に応じて浣腸、酸化した便が出ると体温が1℃程度下がる、
○ ▽の熱
・見分け方
顔色はやや悪いか、顔面蒼白。
全体的に見て貧血。
お小水の回数が多く、量も多い。
大便は色がうすいか、粘液の緑便、血便、米のとぎ汁色。陰性の便秘。
お腹、膝、足が氷のように冷たい。
唇は色が白っぽいかチアノーゼ、瞼の裏も白っぽい。
37°C代の熱が多く元気がない。
38°C以上の熱だと意識がもうろうとすることがある。
子供の▼の熱、疫痢、赤痢、白血病、再生不良性貧血、脳膜炎、コレラ。
・飲物
ねぎ味噌湯(夏カゼ)、くず湯、玄米スープ、大根卸し入玄米スープ、レンコン湯、干ミミズ。
▼の熱には、梅醤番茶、梅干の黒焼き入くず湯、ごま塩入くず湯、玄米スープ。
・手当て
お腹に生姜湯シップ、里芋パスター、その上から焼き塩で温める。
足の裏に焼き石、焼き塩、湯たんぽで温める。
頭には豆腐パスター、青菜パスター。
※ 発熱には下痢を伴うことが多い。
○ 体温が下がると免疫力が低下
平熱は36.5℃前後が普通です。体温が下がると免疫力は低下します。平熱の体温が高い人は免疫力が高いのは事実です。
NHKラジオの健康ライフで「発熱は免疫力を高めている状態」と説明していましたが、カロリー過多で酸化物質を燃焼しているか、細菌やウイルスが侵入したため闘っているだけです。
陰性な老廃物を燃焼しているとき、桿菌が侵入して闘っているときには38℃以下の陰性な発熱、陽性な老廃物が燃焼しているとき、球菌が侵入して闘っているときは38℃以上の高熱で赤ら顔になります。
○ 発熱でナゼ髄膜炎になるか
氷嚢、氷枕、水枕で額とか後頭部を冷やすため、血管が収縮するため、酸化した血液が頭部から下へ送り出すことが出来ず、しかも、酸素が供給されないため脳内で炎症が起こる。
もう一つ、顔が紅潮した高熱の時には「カロリー過多になっているにもかかわらず、体力を付けるため」と言って栄養物を入れるから熱が下がらず髄膜炎になります。
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