養生医学

記憶力と判断力を高める

2017年01月06日

 

○ 大脳生理

 

 左脳(優性脳):陽性なエネルギーが入る。

         理性、知性、理論、文字に意味がある。

         日本人は言葉が左脳に入る。

         穀類を粒で摂る。わびさびが理解出来る。

 右脳(劣勢脳):陰性なエネルギーが入る。

         感覚、直感。文字は符号。

          欧米人は言葉が右脳に入る。言葉も雑音。

         穀類を粉で摂り、動物性蛋白の摂取量が多い。

         物事の判断を下すときには左脳。

 

  世界が平和になるためには、世界中の人が同じ食べ物を食べなければ不可能。食べ物が異なれば、物事に対する考え方も異なる。

  正義のために戦う:肉食をすると力が正義。

           穀菜食をすると宇宙法則に従う。

 

○ 判断力の七段階

7 最高判断力 :サトリ、道:宇宙観的、達人。   

6  思想的判断力:イデオロギー、哲学的、宗教的。

         人類を救う。

5 社会的判断力:幼稚園に入り他人との強調が必要。

         個人の人格形成。

         経済的、道徳的 

4  知的判断力  :物、人の名前を覚える。

         学術的、分析的。記憶力は良いが判断力に問題。

         この段階の人が人の上に立っている。官僚、経済界など。 

3  感情的判断力:感情、好き嫌いが現れる。離乳食期。首の少し上を鍛える。

         文学、音楽、感性。

         宗教の教祖。

2 感覚的判断力:光、音にに反応 生後3ヶ月ぐらいから。

         腹這いで首、頸椎を鍛える。

         技術、体育、舞踊、生物的、物欲で生きる人。

         大半の人はこの段階で生きている。

1 機械的判断力:母乳を飲み、排泄する。食欲、

         盲目的、物理的。

         仰向けで手足を動かし脊髄を鍛える。

 

○ 記憶力を良くする

 正しい食事と少食。

 脳波がα波になっていると大脳皮質へ正常な信号が送られる。

 濃いキレイな血液の時には電気信号が神経を正常に伝わる。

  脳脊髄液が甘いと信号が遅れる。砂糖は不導体。

  塩は電気信号を通す。

  目を合わせるのはノイローゼ、合わせないのは精神病。

 神経と神経の間に小さな隙間があり、そこには水に溶ける蛋白がある。

 この蛋白が信号を伝え、蛋白が減ると信号をスムーズに伝える事が出来ない。

 ボケ:大脳皮質に老人斑(シミ)がある。

    ボケの半分はシミ。

    半分は蛋白が少ない(血管が詰まる)。

 特殊児童:電話番号、駅名、年月日(曜日)を覚えている。

 

・記憶力障害

  記銘:覚えることが出来ない。

  保持:覚えたことを保存出来ない。

  再生:思い出す事が出来ない。

  追認:名前と顔が一致しない。

・失見当:日時、生年月日、場所、昨日の夕食、昼夜の識別。

・病識がない。

 

○ 脳神経は再生する

・前頭前野の役割

 情報:受け取る。

 判断:何をするかを決定。

 計画:探す、名前を覚える。

 割り振り:探すは右脳、覚えるのは左脳へ指令を出す。

・前頭前野の血液循環を良くするには

 異性と話す。

 外国人と話す。

 雑誌の音読。黙読はダメ。

 化粧をする。男は効果が低い。

 笑う

 包丁で皮をむく。皮むき器を使うとダメ。

・記憶力を良くする方法:3奥義

 間隔を開けて覚える。小休止を入れる。

 覚えてスグ寝る。

 思い出し訓練:文章の一部を見ながら思い出す。

・海馬の神経細胞は増える。3奥義と下記の2つで神経細胞再生。

 恋愛をする。

 運動をする:27.4%増、しない:2.2%増。

  早足のウォーキング毎朝30分。

  コースを変えてジョギング、ウォーキング。

   帰宅後コースを地図に書き入れる。

   歩く時、地図に書き入れる時の会話。

 

※ 前頭前野が衰えるとボケる。

 

○ ボケとは

 一旦正常に発達した知能が衰えた時を痴呆と呼ぶ。

 ボケには、生理的な老化(老人ボケ)と病的な老化(痴呆)があります。

 老人ボケ(生理的ボケ)は、自分の記憶低下を自覚出来る。

  漿液に糖分が多くなっている。動脈硬化、加齢。

 痴呆

  脳血管性痴呆:記憶の低下を自覚出来ない。徐々に進行。

   脳へ行く血管の動脈硬化。

   末梢 → 脳 → 末梢

   物事の理解、判断が困難になり日常の生活にも支障をきたします。

  アルツハイマー病から来る痴呆:40~50代の発症が多い。

   脳の神経細胞(大脳皮質)に溶けない蛋白の蓄積がある、水に溶けている蛋白が40~50%少ない。

   脳が萎縮し大脳皮質が硬くなり、脳細胞に空洞も出来る。

   脳に黒いシミ(斑点)、脳に炎症が起きて神経細胞が死滅する。

   シミがあっても健康な人がある。黒いシミの数が多いと侵される。

   アルミも関与?。

  アルコール中毒から来る痴呆:幻視がある。

 

○ ボケの原因

 西洋医学では、脳の細動脈に発生した動脈硬化による微小な梗塞によって脳細胞が変性・懐死する場合と、脳の萎縮による場合があり、高血圧者に多いと言っています。

 食養の立場では砂糖など陰性食品と動物性食品の摂りすぎです。

  日本人は白米と白砂糖、果糖、白身の魚からくるボケが多い。

  脳脊髄液が甘い。

 欧米では動物性蛋白の摂りすぎで脳細胞が萎縮する事が多い。

 最近は日本でもこのタイプの痴呆が多くなっています。アルツハイマー型。

 

○ ボケの症状

 老人ボケ:人の名前、物の置き場所、漢字などを忘れる。

      戸締まり、ガス栓の閉め忘れ、アイロンの電源。

      新しい事は覚えていないが、昔の事は良く覚えている。

 脳卒中からくる痴呆:家族が分からない。食事をしたことを覚えていない。

      徐々に進行する。

      物忘れが激しく、新しい事も昔の事も覚えていない。

 アルツハイマー病から来る痴呆:徘徊が多い。

      物忘れがひどくなって初めて気づくことがほとんどです、

      物忘れが激しく、新しい事も昔の事も覚えていない。

 

○ ボケの予防

 熱中する仕事、趣味を持つ。

 会話をする。

 手、指先を使う。

  日記、家計簿をつける。

 早足で歩く。歩幅を広く歩く。坂道、階段の上り下り。

  50才を過ぎると歩く速度は衰える。

 音読をする。

 計算をする。

 新しい事に挑戦する。

 意欲、努力、困難に挑む。

 食養的には陰性食品、動物性食品を摂らないこと。

 食養の基本食、昆布の佃煮、小松菜、大根葉などの緑黄野菜を摂る。

 

○ 足を使って脳を鍛える

 週に2~3回のジョギング、ウォーキング。

   歩くルートを地図で確認する。

  実際に歩いたルート、目標物を記入する。

 足は第2の心臓で全身の血液循環を良くする。

 

○ 能力アップ

 大脳の前頭前野を鍛える。

 計画、判断、割り振りの訓練。

 ・計画

  1日の計画、献立を立てる。

・判断

  良い品物を選ぶなど。

・割り振り

  短時間に仕事をこなす。

 

※ 真の健康であればボケはない。動脈硬化が原因です。