養生医学

老化とは、老化物質AGEとは

2017年01月07日

 

○ 老化物質「AGE」とは?:コラーゲンの糖化=老化だった!  

  糖尿病は老化を加速する!? 

  健康な骨の色は灰白色、老化した骨は茶色(AGEの蓄積)。

   もろくなる:枯れ枝のように簡単に折れる。

   関節の軟骨にも蓄積する:腰痛、関節痛になる。

   水晶体も黄色とか茶色になる。

  コラーゲンは薄い黄色:AGEが加わると茶色になる。 

 

○ おいしさの方程式(メイラード反応)

  蛋白質+糖に熱を加える=茶色で美味。

  味噌:大豆×時間=味噌茶色で美味。

 

○ 老化の方程式

  蛋白質+糖に時間を加えるとAGE(終末糖化産物)

 

 ・血管内からはみ出した糖がAGEとなる。

 ・コラーゲンとCaが結びついて骨になる。

 ・コラーゲンは細胞と細胞をくっつける。

 ・老化とはコラーゲンの糖化。

 ・ヘモグロビンA1C:赤血球の糖化した、糖化ヘモグロビンの数値。

 ・糖化を防ぐ!食事のコツ:先に野菜を食べる。

   先にご飯を食べると血糖値を一気に上げる。

   血糖値を一気に上げるのは砂糖、ご飯はゆっくり上げる。

   細胞をもろくする:動物性蛋白で細胞を硬くし、砂糖の陰性でもろくする。

            米の糖では、細胞をそれほどもろくしない。

 

○ 老化の真の原因とは

 細胞の硬化(血管、筋肉、靱帯、腱、骨、皮膚など)、シワ、皮膚がカサカサ、

 白髪、ハゲ、老眼、歯が抜ける、背が縮む、骨折しやすい、関節痛、

 臓器の変形(萎縮、肥大)、寝たきり、ボケ、徘徊。

 毎日晩酌が必要な人は立派な動脈硬化。

 陽性冷え性は末端の血管、組織細胞の硬化。

 

・関節痛:70歳代で3~4人に1人。

・臓器の変形。

 30歳代と比べ、心臓は1、5倍、脾臓は2分の1。

 右腎臓萎縮、左腎臓肥大。

 身長5~20㎝縮む。

 動脈硬化:55歳 30%、70代 50%、80代 60%。

 痴呆:65~69歳 2%、85歳以上 30%。

 寿命:成長期(25)の5倍、125歳。

 脳のニューロン(神経)、25歳以降、毎日10万本減少。

 遺伝子に傷がつく。

  放射線、紫外線、ストレス、活性酸素、老廃物。

  食品添加物、農薬、化学肥料、成長ホルモン剤、抗生物質など。

  血液の汚れ:食事の間違い。

 汚れた血液が蓄積した所に病が発生する。

 

 白髪:側頭部 肝臓の機能低下

    表皮が硬く、血液中の陰性な色素を吸い取る。

    血液は濃い。昆布を黒砂糖で煮る。生姜油のすり込み。

 ハゲ:甘い物、中性脂肪。

    血液が薄く、毛穴が開く。

    毛が生えるが切れる。

    濃い血液を作る。生姜油をすり込む、海水浴。

    リンゴ汁のすり込み。

    栗の葉の煎じ汁で頭を洗う。

 円形ハゲ:ストレス、ウイルス。生姜油のすり込み。

 縮れ毛:動物性蛋白の摂りすぎ。▲

 赤アザ:硫黄水をナスの輪切りにつけマッサージ。

 ホクロ:石灰と木倍半々を水でねり、餅米を縦に差し、3日間で透明になる。

     水で洗い、粉にして貼り付ける。

 イ ボ:上記の透明の餅米でこする。

     クモの巣の糸20本でこする。

 ポリープ:穀類と野菜のアルカリ性で治る。

 

○ 丈夫な老後

 手、足、脳、歯を鍛える。

 熱中する仕事、趣味を持つ。

 丈夫な足:大幅歩行、早歩き。

      坂道を歩く。

      階段の上がり下り。

 人工関節:年間に4万人。

 1日に必要なカルシューム 800㎎?

  食養では海藻、緑黄野菜。

 

○ 足のしびれ

 正座のしびれ:ふくらはぎの血管を圧迫し、末梢の血液循環が悪くなる。

 歩く時のしびれ:60歳代 19%、80歳代 60%。

  血管性しびれ:上部血管の血栓、塞栓による血液不足。

   立ち止まると治る。

   自転車に乗っても治らない。

    脊椎管狭窄:黄色靱帯の腫れ。

   前屈みか座ると治る。

   自転車に乗ると治る。

 神経の受容体

  痛覚、触覚、温度感覚(冷たい、熱い)、しびれの受容体はない。

 

        陰性ボケの食事

 

 魚と甘い物などの陰性食品を摂りすぎた老人ボケ及び脳梗塞による痴呆は、脳脊髄液の糖分が多過ぎるためのボケです。この糖分を抜くと正常に戻ります。

 その方法は上手に塩気を入れることです。くず湯に入れて頓服する。

    1日目 黒ごま塩(7:3)小匙1杯

  2日目    〃           小匙2杯

  3日目以後  〃           小匙3杯

 中性脂肪による動脈硬化も影響しています。

 食事は、主食中心で、副食は主食の1/3以下にして濃い血液を作ること。

 

主 食 ・玄米ごはん、小豆ごはん、赤飯、玄米餅、玄米粥、ほうとう、煮込みうどん、スパゲティ-等。夏にはひやむぎ、そうめん。

    ・血圧の低い人は日本そば。

ごま塩 ・7:3 黒ごま塩、

味噌汁 ・豆、麦味噌半々、血圧の低い人は豆味噌のみ。

出 し ・昆布。

  具  ・わかめ、玉ねぎ、長ねぎ、ごぼう、油揚げ、麩、玄米もち、切干大根、南瓜、百合根、自然薯、大根、白菜、ゆば、とろろ昆布等。
    ・わかめは必ず入れ、他に1~2品適宜選ぶ。

副 食  ・金平(ごぼう、蓮根、人参),ごぼうの丸煮。

        ・鉄火味噌、油味噌、ねぎ味噌。

        ・ひじき蓮根、ひじきこんにゃく、ごま豆腐、ゆば料理、自然薯。

        ・昆布の佃煮、のりの佃煮、焼きのり。

        ・南瓜昆布、小豆南瓜。白いんげん豆、うずら豆。季節の青い豆

        ・切干大根と高野豆腐(又は油揚げ)。

        ・野菜の天ふら(大根卸し付)ごぼう、蓮根、人参、玉ねぎ、長ねぎ、南瓜、栗、のり、よもぎ、しその葉等)。

        ・南瓜料理(コロッケ等)、蓮根料理(ボール、ハンバーグ等)、

     コーフー料理(カツ、串カツ、コーフボール等)。

        ・おでん、味噌煮、大根料理。

        ・セイタン(油揚げ、生こうふう)と野菜の炒め煮(玉ねぎ、長ねぎ、ごぼう、人参、南瓜、小松菜、大根葉、つみ菜、ぬき菜、春菊、キャベツ、とうもろこし、えのき茸、洋野菜、冬場はあんかけ料理。

        ・温野菜サラダ。血圧の低い人は不可。

        ・梅干、寒漬大根、古漬たくあん、白菜漬、即席漬。

飲 物  ・三年番茶、番茶、はと麦茶、ヤンノー、タンポポコーヒー、くず湯。

          疲れた時には醤油番茶、梅生番茶、大根おろし入梅生番茶。

手 当 ・頭を生姜湯で洗い、生姜油をすり込む。

 

 

        陽性ボケの食事

 

 動物性蛋白を摂りすぎたアルツハイマー、血圧の高い脳出血による痴呆は陽性です。このタイプの痴呆には、食養の基本食だけでなく、体質、症状に応じて緑黄野菜、豆腐、里芋、ジャガ芋、しめじなどのキノコ類も取り入れます。

 りんご、みかんなどの果物、果汁を必要とすることもあります。

 

主 食 ・玄米ごはん、黒豆入玄米ごはん、赤飯、玄米餅、玄米粥、ほうとう、うどん、スパゲティ-、ひやむぎ、そうめん。

ごま塩 ・8:2の黒ごま塩でパラパラか小匙1杯程度、10:1の白ごま塩、

     或いは白ごまふりかけでも良い。

味噌汁 ・豆味噌、麦味噌半々か、麦味噌を多く、或いは麦味噌100%。

出 し ・昆布、干しいたけ。

  具  ・わかめ、玉ねぎ、長ねぎ、ごぼう、油揚げ、麩、玄米もち、南瓜、

     大根、白菜、春菊、小松菜、みつ葉、もやし、えのき茸、里芋、

          じゃがいも、ナス、とうふ、とろろ昆布。

     わかめは必ず入れ、他に1~2品選ぶ。

副 食  ・金平(ごぼう、蓮根),ごぼうの丸煮。

        ・鉄火味噌、油味噌、ねぎ味噌、生姜味噌、ゆず味噌、山椒味噌。

        ・ひじき蓮根、ひじきこんにゃく、ごま豆腐、ゆば料理。

        ・椎茸入昆布の佃煮、のりの佃煮、焼きのり。

        ・南瓜昆布、黒豆昆布、小豆南瓜。白いんげん豆、うずら豆、

     季節の青い豆。

        ・切干大根と高野豆腐(又は油揚げ)。

     切干大根と里芋と油揚げの煮合わせ。

        ・野菜の天ふら(大根卸し付)ごぼう、蓮根、人参、玉ねぎ、長ねぎ、南瓜、とうもろこし、さつま芋、のり、よもぎ、しその葉、

     生しいたけ、きのこ等)。

        ・南瓜料理(コロッケ等)、蓮根料理(ボール、ハンバーグ等)、

     コーフー料理(カツ、串カツ、コーフボール等)。

        ・おでん、味噌煮、大根料理。

        ・セイタン(油揚げ、生こうふう)と野菜の炒め煮(玉ねぎ、長ねぎ、ごぼう、人参、南瓜、小松菜、大根葉、つみ菜、ぬき菜、春菊、

     キャベツ、とうもろこし、えのき茸、洋野菜、冬場はあんかけ料理。

        ・温野菜サラダ。

        ・梅干、古漬たくあん、白菜漬、即席漬。

飲 物  ・三年番茶、はと麦茶、玄米茶、麦茶、ウーロン茶、ドクダミ茶、

     ヤンノー、タンポポコーヒー、くず湯。

          疲れた時には醤油番茶、大根おろし入梅醤番茶。

手 当 ・生姜湯で頭を洗い、生姜油をすり込む。

  ◎ 陰性食品を摂って中庸の条件を外れた時は、基本食に戻す。

  ◎ 良く煮しめた副食は、主食の1/4以下、野菜炒めなど短時間に調理した副食は1/2~同量が目安です。

 ◎ 陽性な病気と言えど冷たい飲物、食べ物、極陰性食品は控えて下さい。