症状の陰陽の見分け方
○ 症状の陰陽判定の共通事項
・陽性症状
普段より顔が紅潮或いは黒ずんでいる。声が力強く、はりがあり、早口。
お小水の回数が少なくなった。夜トイレに起きるようになった。
怒りっぽくなり、せっかちになった。
生理の周期が早くなった。
体が硬くなり、手の平も握った状態になり体全体に力が入っている。
脈拍数は変わらなくても力強い。
・陰性症状
普段より顔が白いか或いはやや青い。声が力弱く、はりがなく、遅くなった。
お小水の回数が多くなった。時には尿失禁がある。
涙もろくなり、寂しがりになった。
生理の周期が遅れるようになった。
体に力がなく、手の平を開いた状態になった。
脈拍数が増えて、しかも弱くなった。
※ 上記の条件はすべての症状を判定する参考資料です。
注 陽性病の時でも梅生番茶、醤油番茶、大根卸し入梅生番茶、ヤンノー、玄米スープ、くず湯等がその状況により必要な時もあります。
○ 痛み
痛む箇所には酸化した血液がある。
△の痛み・見分け方
後頭部、後頚部、背中、腰、足の後側等体の背面に出る痛み。及び側頭部の痛み。
夜から明け方、或いは1日中痛む。
痛みが激しい。
・飲物
側頭部の痛み:第一大根湯、干シイタケスープ、りんご、りんごジュース等。
前頭部の痛み:干シイタケスープ(前面でも油が原因だから陽性の痛み)。
後頭部、後頚部、背中、腰(ギックリ腰等) 第一大根湯、干シイタケスープ、野菜スープ、りんご、みかんかその果汁等。
・手当て
生姜湯シップ、里芋パスター、青菜パスター、生姜油擦り込み等。
ギックリ腰の時には里芋パスターの上から焼塩で温める。
頭痛には大根卸かりんご卸をガーゼに包んでマッサージをする。
・激しい生理痛:周期短く、期間も1~2日で激痛。
黒ずんだ血液か固まりが出る。
起こりっぽく、せっかち
黒豆の煮汁(薄味)。
▽の痛み ・見分け方
眉間の痛み、胸部、腹部等の体の前面の痛み。
冷えてお腹がしくしく痛む。
昼間痛む。
痛みはやや弱い。
・飲物
梅生番茶、醤油番茶、ヤンノー、玄米スープ、大根卸入梅生番茶等。
・手当て
生姜湯シップ、里芋パスター(焼塩で温める)、生姜油擦り込み等。
・弱い生理痛:周期長く、期間も7~10日以上続く。
生理の血液は淡いピンク。要するに貧血。
涙もろく、寂しがり。
黒ごま塩入番茶、黒豆の煮汁(濃いめ味)。
○ かゆみ
・原因:酸化した老廃物が血液内にある。痛みの時より軽い。
・種類:アトピー(乾疹)、湿疹など。
しもやけ
虫さされ
水虫
移動性のかゆみ:虫が這うような感覚。
肝硬変、腎不全など臓器疾患のシグナル、癌などの鎮痛剤。
・対処法:虫さされのかゆみ
ためしてガッテン:刺された腕とは逆の腕を冷やす。
脳の中では刺激の優先順位が決まっています。「冷たい」と「かゆい」では「冷たい」の方が優先順位が上。だから、同時に刺激が加わると優先順位の低い「かゆい」を感じなくなる機能が備わっているのです。錯覚を利用する。
この方法は慢性的で強い痒みを伴う疾患には効果がありません。
食養の対応:酸化した毒素を中和:青菜パスター、里芋パスター、生姜油すり込み。
・乾燥肌徹底撃退法:ガッテンで過去にお伝えした乾燥肌改善法
お風呂に入ったら体をこすって洗わない
お風呂上がりにすぐに保湿クリームを塗る
上記の方法を実践してもらうと、お肌の水分量が増えました。これでかゆみが治まったかと思いきや「まだかゆい」とのお答えが・・・。
実は、長期間乾燥肌に悩まされた人の肌ではかゆみを感じる神経繊維が皮膚の表面近くまで伸びていて、かゆみに対して敏感になってしまっているのです。だから、保湿をしてもすぐにはかゆみが治まりませんでした。
このかゆみを抑える物質があります。神経繊維の成長を抑えてくれる「セマフォリン3A」です。この物質は皮膚の細胞自身が作り出しています。かゆくてかいたために壊れた細胞が復活すれば、再び皮膚で作られるようになります。復活までにかかる期間は2週間以上。だから、保湿ケアは長期間続けることが大切なのです。
※ 症状の度合いによっては長期間かかる場合があります。
アトピー性皮膚炎など皮膚に疾患のある方は医師に相談してください。
食養の対応:青菜パスター、里芋パスター、生姜油すり込みで酸化した毒素を中和。
第一大根湯、シイタケスープ、野菜スープなどアルカリ性の飲み物。
薄い醤油番茶、梅醤油番茶を飲むこともある。
○ しびれ
患部に酸素、栄養素が不足した状態で痛覚、温度感覚、触覚がマヒした状態。
「足のしびれ」が命に関わったり、寝たきりになる危険性がある。
しびれが強くなると歩行困難、物を持つことが出来なくなる。
しびれが強くなると感覚神経、筋肉がマヒしてくる。
食養の対応:生姜油すり込みで酸化した毒素を中和。
醤油番茶、梅醤油番茶を飲み血液循環、新陳代謝を良くし、酸化物質を中和する。
陽性なしびれには、第一大根湯、シイタケスープ、野菜スープなどの飲み物。
・閉塞性動脈硬化症:間欠跛行(一定の距離を歩くと痛む)。
痛みが現れたとき、しばらく休むと痛みが消える。
坂道は下りは楽で、登りは苦しい。
・腰部脊柱管狭窄症:排尿や排便にも障害が出たり、最悪の場合は下半身が動かせなくなる。
椎間板が弾力を失い後ろへズレ、椎間関節が変形して前にズレ、靱帯が分厚くなり、血管、神経が圧迫されて痛み、しびれが現れる。
間欠跛行:一定の距離を歩くと痛む。
休憩して、やや前屈みになると楽になる。
ベビーカーを押して前屈みで歩くと楽に歩ける。
自転車に乗れば楽に走れる。
坂道は上りは楽で、下りは困難。
○ めまい
・陽性なめまい:自分を軸にして周りが廻るめまい。
立ちくらみ:脳の血管の動脈硬化。
食養の対応:第一大根湯、シイタケスープ、野菜スープなどの飲み物。
・陰性なめまい:自分自身が振り回されている。
立っていて崩れ落ちるようなめまい。
食養の対応:醤油番茶、梅醤油番茶を飲み血液循環、新陳代謝を良くし、塩気を与える。
・めまいから考えられる主な病気
回転性めまい 耳鳴り・難聴:真珠腫性中耳炎、外リンパ瘻
吐き気、嘔吐:メニエール病、突発性難聴、内耳炎、前庭神経炎
構音障害、複視、ドロップアタック:一過性脳虚血発作
歩行障害、頭痛、嘔吐:小脳出血
随伴症状なし:良性発作性頭位めまい
その他:頸椎症、耳性帯状疱疹
非回転性めまい、動悸、失神、疲れやすい:不整脈
耳鳴り、吐き気、顔面神経麻痺:聴神経腫瘍
動悸、頻脈、胸苦しい、息苦しい:恐怖 パニック障害
その他:貧血、起立性低血圧症、低血圧症、高血圧症、動脈硬化、不安神経症、自律神経失調症、更年期障害
一般に、周囲のものが静止しているにもかかわらず、いろいろな方向にグルグル動いているように見えたり、クラクラして安定した姿勢を維持することが難しい状態を、めまいといいます。めまいはさまざまな病気で起こり、まためまいの訴えも多彩なため、なかなか原因がわかりづらい症状のひとつです。
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