養生医学

梅雨にそなえた病気予防対策

2017年01月07日

 

○ 水虫

  水虫は学名では白癬(皮膚糸状菌)と言います。白線菌は、カビの一種で起こる感染症の一つで、水虫には、足水虫、手水虫、爪水虫があります。

  足水虫は、水虫のなかでは圧倒的に多く、全水虫患者の65%程度を占めます。さらに足水虫にかかっていても皮膚科を受診しない患者も多く、日本人の20%くらいがかかっていると云うデータもあります。

 手水虫は本人の足水虫から写ることが多く、手水虫は片手だけに生じることが多く、頻度は全白癬患者の3%程度です。

 水虫は高温多湿の夏に多いと思っていますが、爪水虫は、季節を選ぶことなく寒い季節にもあります。

 爪水虫にかかっている人は1200万人、10人に1人と言われています。

  白癬菌はケラチンが好物で、爪もケラチンで出来ているから、白癬菌が繁殖をするには最高の条件です。

 爪水虫は爪の先端から奥へ侵攻することが多く、最後には爪全体に侵されます。黄褐色、茶褐色になることもあり、白癬菌と同じカビの仲間のカンジダ菌でも、爪水虫と同じような症状が見られます。

 白癬菌には、しらくも、タムシ、ゼニタムシ、インキンタムシなどもあります。

 

 原因は、白癬菌に接する機会が多い人、家族、集団生活の施設、プールや共同浴場等で感染する危険性が多いと言われています。

 白線菌に感染しやすい人は、足の指の間が狭い人、多汗で湿っぽい皮膚の人、長期間革靴、長靴、安全靴を履く機会の多い人は水虫になりやすい。

 

 食養の立場では、白癬菌がカビの一種であるとなれば、湿っぽいところを好み、普段水分、清涼飲料水、コーヒー、アルコール、砂糖、ハチミツ等を使った甘い物、果物、酢の物等の陰性食品の摂りすぎにより手、足の指の間が湿っぽくなり、そこを好んで繁殖します。

 建物でも日光の当たらない北側、台所、風呂場等の湿気の多い所にカビが発生します。体でも同じで常に湿っぽい人に出る陰性な症状です。

 長時間靴を履いて生活する人でも陰性食品の摂取量が少ない人には移りません。

 但し、陽性タイプの人に比較的多いのは、陽性な人は一見体が丈夫なため陰性な飲み物、食べ物を多く摂り血液内の水分が多く皮膚が湿っぽくなり水虫になることが多いのです。自衛隊員に水虫が多いと聞いています。このことは陽性タイプに水虫が多い証明になります。

 西洋医学でも湿っぽい皮膚に多いことには気づいていますが、ナゼ湿めっぽくなるかという根本的なことに関しては把握していません。

 

 症状:趾間型は、足の指の間がただれ、小水疱型は、足の裏から足の側縁にかけてただれ、水疱、膿疱を伴います。春から夏にかけて発症し、悪化しやすく、かゆみを伴うことが多い。但し、爪白線は寒い季節にも見られます。

    角質増殖型は、踵を中心に足の裏全体の皮膚の肥厚、角化、細かく皮膚がむける。かゆみは少なく、冬もあまり軽快しません。

    爪白癬は、足の親指に多く、爪が白く濁ったり、変形したり、爪がぼろぼろと欠けてきたりします。かゆみなどの自覚症状がないため、爪が欠けてきて靴を履くときなどに痛みを感じてはじめて気がつくことが多い。

 

 食養の立場では、陰性食品の摂取を当分控え、食養の基本食を実践し、中庸の条件を満たし、皮膚の湿気を取り去りカビの繁殖する環境を取り除くこと。根本的に治すには食養の実践以外にはありません。

 外用の手当てとしては生姜湯の中へ足を入れ、キレイな濃い血液を集め、生姜油をすり込んで殺菌する。

 民間療法では酢を入れた湯、芥子を入れた湯などを使うことがあり、殺菌に効果があります。

 西洋医学では、毎年新薬が発売されますが患者さんは一向に減らないのは薬は一時的に抑えるだけで根治はしていない証拠です。

 

 

        夏の皮膚の手入れ

 

○ 皮膚の構造

 皮膚は体を覆っている膜で、体外の膜を皮膚、体内の膜を粘膜と呼びます。

皮膚の役目は、様々な刺激(寒さ、暑さ、紫外線、風、ほこりなど)から身を守っています。なお、皮膚は細菌から身を守るため弱酸性です。

 皮膚は蛋白質から出来。爪も皮膚の延長線上で蛋白から出来ています。

 皮膚の表面は、細い溝と、丘があり波を打っています。中年以後になると、動物性蛋白と甘い物の影響を受け、このキメが荒くなります。

 女性の肌は、脂肪が多く、キメが細かく、薄く、滑らかで丈夫に出来ています。

 男性の皮膚は、蛋白質が多く、キメも荒い。

 皮膚と内臓とは密接な関係があり、皮膚病の原因として、肝臓、腎臓、胃腸など、内臓の働きが関係し、皮膚は内臓の鏡と言われています。

 

 皮膚は表面から、表皮、真皮、皮下組織の3つに分かれ、これに汗腺、脂腺、毛、爪が加わり、諸種刺激の受容体があります。

 神経は、皮膚の知覚(触覚、温覚、冷覚、圧覚、痛覚)を受けもっています。

 

 皮膚の色は気候風土により異なり、代々長年に渡り、太陽の光が強い熱帯地方で暮らす人の肌は黒く、太陽の光の少ない欧米では白くなり、その中間の温帯地域で暮らす日本人は黄色です。

 同じ日本でも沖縄のように日差しの強い地域と、東北地方の日本海側のように日差しが弱く、しかも日照時間が少ないところでは肌の色も変わります。昔から米どころの秋田美人はその代表です。

 健康な人の肌はサクラ色です。但し、頬が夏サクラ色でも、冬に赤紫色の人は陰性の摂りすぎです。

 日本海側の女性は色白で、太平洋側の女性はやや黄色みを帯びています。

 

○ 紫外線 3種類

  UVA 長波 シワ       地球に多く届き真皮を傷める。

  UVB 中波 シミ、ガン  地球に届く量は少ないが、表皮に影響する。

  UVC 短波 地球にほとんど届かない。

 

○ 紫外線対策

 紫外線を浴びるとメラニンが出来シミが多くなり、皮膚癌になるなど、その弊害を西洋医学では訴えていますが、その害を受ける人は、動物性食品と佐藤などの陰性食品を摂りすぎている人達です。

 正しい食生活で濃いキレイな血液を作り、中庸の条件を満たし、その上で子供の頃から、外で遊ばせ、ビタミンDを補給し、体と皮膚を鍛え、骨を丈夫にすることが大切です。

 昭和30年代までは、「あせも」などの皮膚の弱い子供には海水浴に連れて行き、海水と潮風、日光浴をさせ、あせもを治していました。

 動物性蛋白など極陽性の食品を摂りすぎ、その反面、砂糖、果物、清涼飲料水、コーヒー、アルコール類の陰性を摂って日光浴をすると、活性酸素を発生させメラニンを作り、シミ、ソバカスなどが増え皮膚にダメージを与え、最終的には皮膚ガンにも繋がります。

 飲み物、果物など陰性食品を控え、丈夫で健康な皮膚、骨を作り、紫外線に負けない子供を育てることが。アレルギー体質、熱中症の予防にもなります。

 NHKきょうの健康で紫外線は年々増えていると伝えていましたが、赤道直下の熱帯地方へ行けばもっと紫外線は強くなります。それを考えれば紫外線を恐れるよりも食生活を改めるべきです。

 

○ 皮膚を丈夫にするには

 皮膚が固いのは老化現象で、足の踵が固くザラザラしているのも老化です。

 老化とは、動物性蛋白の中のNa(古塩)の蓄積で皮膚が乾燥し、固くなることで、白髪も頭皮の硬化が原因で老化です。

 イオン化ナトリュームは血液循環を良くし、細胞の若さを保ち、皮膚にも弾力を与え、内臓にもキレイな濃い血液が巡り、代謝が良く弾力があります。

 魚には老化がなく、大きな魚でも筋肉が固くなりません。

 皮膚を弱くする物は、砂糖、果物、生野菜、芋類、酢の物などの陰性食品です。

 ・動物性食品、砂糖など甘味料の入った食品を食べないこと。

 ・食養を実践し、玄米ごはん、玄米餅入味噌汁でキレイな血液を作る。

 ・皮付きの食物を食べる。

 ・薄い醤油番茶、梅醤油番茶、大根卸入梅醤油番茶を飲んで入浴する。

 ・米糠、椿油粕、小豆粉、うぐいすの糞で洗顔。

 ・生姜湯シップ、生姜油のすり込み、青菜などアルカリ性の物でシップする。

 ・暑さ、寒さで皮膚を鍛え、自律神経の働きを高める。過剰な暖房、冷房を使用しない。

 ・色白になりたい人は、帽子、日傘を使用する。

 

 乾布摩擦、冷水摩擦は皮膚に血液が集まり赤くなるが、内臓の粘膜でも充血を起こし、粘膜が緩み出血する可能性があります。陰性な人には不可です。

 健康な人が、より健康になるためには効果があります。

 

○ 水虫

  水虫は学名では白癬(皮膚糸状菌)と言います。白線菌は、カビの一種で起こる感染症の一つで、水虫には足水虫、手水虫、爪水虫があります。

  足水虫は、水虫のなかでは圧倒的に多く、全水虫患者の65%程度を占めます。さらに足水虫にかかっていても皮膚科を受診しない患者も多く、日本人の20%くらいがかかっていると云うデータもあります。

 手水虫は本人の足水虫から写ることが多く、手水虫は片手だけに生じることが多く、頻度は全白癬患者の3%程度です。

 水虫は高温多湿の夏に多いと思っていますが、爪水虫は季節を選ぶことなく寒い季節にもあります。

 爪水虫にかかっている人は1200万人、10人に1人と言われています。

  白癬菌はケラチンが好物で、爪もケラチンで出来ているから白癬菌が繁殖するには最高の条件です。

 爪水虫は爪の先端から奥へ侵攻することが多く、最後には爪全体に侵されます。黄褐色、茶褐色になることもあり、白癬菌と同じカビの仲間のカンジダ菌でも、爪水虫と同じような症状が見られます。

 白癬菌には、しらくも、タムシ、ゼニタムシ、インキンタムシなどもあります。

 

 原因は、白癬菌に接する機会が多い人、家族、集団生活の施設、プールや共同浴場等で感染する危険性が多いと言われています。

 白線菌に感染しやすい人は、足の指の間が狭い人、多汗で湿っぽい皮膚の人、長期間革靴、長靴、安全靴を履く機会の多い人は水虫になりやすい。

 

 食養の立場では、白癬菌がカビの一種であるとなれば、湿っぽいところを好み、普段水分、清涼飲料水、コーヒー、アルコール、砂糖、ハチミツ等を使った甘い物、果物、酢の物等の陰性食品の摂りすぎにより手、足の指の間が湿っぽくなり、そこを好んで繁殖します。

 建物でも日光の当たらない北側、台所、風呂場等の湿気の多い所にカビが発生します。体でも同じで常に湿っぽい人に出る陰性な症状です。

 長時間靴を履いて生活する人でも陰性食品の摂取量が少ない人には移りません。

 但し、陽性タイプの人に比較的多いのは、陽性な人は一見体が丈夫なため陰性な飲み物、食べ物を多く摂り血液内の水分が多く皮膚が湿っぽくなり水虫になることが多いのです。自衛隊員に水虫が多いと聞いています。このことは陽性タイプに水虫が多い証明になります。

 西洋医学でも湿っぽい皮膚に多いことには気づいていますが、ナゼ湿めっぽくなるかという根本的なことに関しては把握していません。

 

 症状:趾間型は、足の指の間がただれ、小水疱型は、足の裏から足の側縁にかけてただれ、水疱、膿疱を伴います。春から夏にかけて発症し、悪化しやすく、かゆみを伴うことが多い。但し、爪白線は寒い季節にも見られます。

    角質増殖型は、踵を中心に足の裏全体の皮膚の肥厚、角化、細かく皮膚がむける。かゆみは少なく、冬もあまり軽快しません。

    爪白癬は、足の親指に多く、爪が白く濁ったり、変形したり、爪がぼろぼろと欠けてきたりします。かゆみなどの自覚症状がないため、爪が欠けてきて靴を履くときなどに痛みを感じてはじめて気がつくことが多い。

 

 食養の立場では、陰性食品の摂取を当分控え、食養の基本食を実践し、中庸の条件を満たし、皮膚の湿気を取り去りカビの繁殖する環境を取り除くこと。根本的に治すには食養の実践以外にはありません。

 外用の手当:生姜湯の中へ足を入れ、キレイな濃い血液を集め、生姜油をすり込んで殺菌する。

 民間療法では酢を入れた湯、芥子を入れた湯などを使うことがあり、殺菌に効果があります。

 西洋医学では、毎年新薬が発売されますが患者さんは一向に減らないのは薬は一時的に抑えるだけで根治はしていない証拠です。

 

              陰性皮膚病の食事

 

 皮を取り除いた食物を食べているから、皮膚が弱くなっているから、必ず皮ごと食すことが皮膚を丈夫にする早道です。玄米に根菜など皮のまま調理することが大切です。

 血管を丈夫にするため昆布の佃煮を毎食1~2枚食べること。

 なお、血液循環を良くして全身の細胞の代謝を促進させるには、心地良い汗が出る程度の運動が必要です。気軽に出来るのは坂道を歩くことです。

 もちろん、ジョギング、水泳、テニス等、自分の体に合った種目を選んで実践して下さい。毎日継続することに意義があります。

 

主 食 ・玄米ごはん、玄米もち、うどん、ひやむぎ、そうめん、スパゲティ-、マカロニなど。

ごま塩 ・8:2の黒ごま塩 小匙1杯程度。

味噌汁 ・豆味噌、麦味噌半々。或いは豆みそ100%

出 し ・昆布。

  具  ・わかめ、玉ねぎ、長ねぎ、ごぼう、油揚げ、切干大根、南瓜、大根、春菊、三ッ葉、

     えのき、ゆば、とろろ昆布。

副 食  ・きんぴらごぼう(ごぼう100%か、ごぼう50、蓮根50%)。

        ・鉄火味噌、油味噌。

        ・ひじき蓮根、ひじきこんにゃく、ごま豆腐。

        ・昆布の佃煮、のりの佃煮、焼きのり。

        ・南瓜昆布、白いんげん豆、うずら豆、季節の青い豆。

        ・切干大根と高野豆腐(又は油揚げ)。

        ・野菜の天ぷら(大根卸し付)ごぼう、蓮根、玉ねぎ、長ねぎ、南瓜、のり、よもぎ、

     しその葉等。

        ・南瓜料理(コロッケ等)、蓮根料理(ボール、ハンバーグ等)、コーフー料理(カツ、

     串カツ、コーフボール等)。雑穀料理(ひえコロッケ、きびコロッケ)。

        ・セイタン(油揚げ、生こうふう)と野菜の炒め煮(玉ねぎ、長ねぎ、ごぼう、南瓜、

     小松菜、大根葉、つみ菜、ぬき菜、春菊、キャベツ、えのき茸、洋野菜。

        ・おひたし、ごま和え(小松菜、大根菜、つみ菜、ぬき菜、春菊等)。

        ・温野菜サラダ(キャベツ、きゅうり、レタス等の洋野菜、りんご等)。

     梅酢、レモン汁、果汁等でドレッシングを作る。

        ・梅干、寒漬大根、古漬たくあん、白菜漬、即席漬。

飲 物  ・三年番茶、番茶、玄米茶、ヤンノー、タンポポコーヒー、醤油番茶、梅醤油番茶。

手 当 ・湿疹には栗の葉湯で洗う。代用松葉。あせもには、桃の葉を煮出して洗う。

    ・醤油番茶、梅醤油番茶、大根卸入梅醤油番茶を飲んで入浴。

 

              陽性皮膚病の食事

 

 陽性の皮膚病には酸味のある果物は、体調に合わせ多少は摂っても良いでしょう。但し、中庸の条件を維持できる程度の量に止めることは絶対条件です。

 

主 食 ・玄米ごはん、丸麦入玄米ごはん、うどん、ひやむぎ、そうめん、スパゲティ-、マカロニ、お好み焼き等。

ごま塩 ・8:2の黒ごま塩で小匙1杯~パラパラ。

味噌汁 ・豆味噌、麦味噌半々。或いは麦味噌を多くするか、麦味噌100%。

出 し ・昆布。干しいたけ。

  具  ・わかめ、玉ねぎ、長ねぎ、ごぼう、油揚げ、切干大根、南瓜、大根、春菊、三ッ葉、

     きゅうり、えのき、ゆば、とろろ昆布。豆腐、里芋、じゃがいも等。

副 食  ・きんぴらごぼう(ごぼう100%か、ごぼう、蓮根各50%)、ごぼうの丸煮。

        ・鉄火味噌、油味噌、ねぎ味噌、生姜味噌。

        ・ひじき蓮根、ひじきこんにゃく、ごま豆腐。

        ・昆布の佃煮、のりの佃煮、焼きのり。

        ・南瓜昆布、白いんげん豆、うずら豆、季節の青い豆。

        ・切干大根と高野豆腐(又は油揚げ)。切干大根と里芋と油あげの煮付。

        ・野菜の天ぷら(大根卸し付)ごぼう、蓮根、人参、玉ねぎ、長ねぎ、南瓜、のり、よもぎ、しその葉。とうもろこし、さつま芋、ナス、生しいたけ、きのこ。

        ・南瓜料理(コロッケ等)、蓮根料理(ボール、ハンバーグ等)、コーフー料理(カツ、

     串カツ、コーフボール等)。

        ・セイタン(油揚げ、生こうふう)と野菜の炒め煮(玉ねぎ、長ねぎ、ごぼう、人参、南瓜、小松菜、大根葉、つみ菜、ぬき菜、春菊、キャベツ、えのき茸、洋野菜。

        ・おひたし、ごま和え、蒸し煮(小松菜、大根菜、つみ菜、ぬき菜、春菊等)。

        ・温野菜サラダ(キャベツ、きゅうり、レタス等の洋野菜、りんご等)。

     梅酢、レモン汁、果汁等でドレッシングを作る。

        ・生野菜(きゅうりのもろみ和え、生若布ときゅうりのレモン汁和え)。

        ・梅干、古漬たくあん、白菜漬、即席漬。

飲 物  ・番茶、はと麦茶、麦茶、ウーロン茶。

手 当 ・生姜湯、干葉湯、よもぎ、松葉、杉の葉を煮出して洗う。

       薄い醤油番茶、梅醤油番茶、大根卸入梅醤油番茶,シイタケスープを飲んで入浴、

     生姜湯風呂、ミストサウナ。状況に応じて使い分ける。

 

 

○  食中毒

 穀菜食の家庭ではない。

 西洋医学の予防対策 危ない家庭の医学

  魚貝類を調理する時は、まな板、包丁を良く洗う。

   加熱して食べる。

 

○ 急性中毒

 さくらの皮を煎じて飲む  強アルカリ

 食べた魚の黒焼きを頓服  極陽性

 第一大根湯、       殺菌、蛋白分解

 胃に内容物がある時:塩番茶、醤油番茶を飲ませて吐かせる。

 陽性便秘で動物性食品を食べ激痛:ごま油の頓服。

 

○ 慢性中毒

 ドクダミ茶。緑茶。

 大根料理。

 陰性の便秘には塩湯浣腸(体温程度)。

 

○ 香辛料の働き

 殺菌作用、防腐作用、解毒作用、消臭作用、溶脂作用、蛋白分解作用。

 

○ 夏風邪

  鼻水を出して体(上半身、全身)がだるい。元気がない。

 血液循環が悪く、お腹が冷え胃腸の働きが悪い。▽

 原因:陰性食品の摂りすぎ。

 症状:感冒と同じ、細菌(桿菌、生き物)。腸の冷え、▽

    熱がないか、37℃代、鼻水、鼻づまり、咳、痰、くしゃみ。

    風邪を引くのは、気管支の粘膜が弱い。▽

    しかし、咳は△、気管支の緊張。

 治し方:ねぎ味噌湯、梅干しの黒焼き入くず湯(ネギ入)、梅醤油番茶。

     37℃代の熱の時:味噌おじや(長ねぎ、干椎茸入)。蓮根料理。

     37℃以下の熱:味噌おじや(長ねぎ、油揚げ入)。蓮根料理。

 

○ 日焼け

 皮膚の色は気候風土により異なり、代々長年に渡り、太陽の光が強い熱帯地方で暮らす人の肌は黒く、太陽の光の少ない欧米では白くなり、その中間の温帯地域で暮らす日本人は黄色です。

 同じ日本でも沖縄のように日差しの強い地域と、東北地方の日本海側のように日差しが弱く、しかも日照時間が少ないところでは肌の色も変わります。昔から米どころの秋田美人はその代表です。

 健康な人の肌はサクラ色です。但し、頬が夏サクラ色でも、冬に赤紫色の人は陰性の摂りすぎです。

 日本海側の女性は色白で、太平洋側の女性はやや黄色みを帯びています。

 

○ 紫外線 3種類

  UVA 長波 シワ       地球に多く届き真皮を傷める。

  UVB 中波 シミ、ガン  地球に届く量は少ないが、表皮に影響する。

  UVC 短波 地球にほとんど届かない。

 陽性な人:焦げ茶色、黒くなる。

 中庸に近い人:赤くなる

 陰性な人:赤く水ぶくれになる。

 

○ 紫外線対策

 紫外線を浴びるとメラニンが出来シミが多くなり、皮膚癌になるなど、その弊害を西洋医学では訴えていますが、その害を受ける人は、動物性食品と砂糖などの陰性食品を摂りすぎている人達です。

 正しい食生活で濃いキレイな血液を作り、中庸の条件を満たし、その上で子供の頃から、外で遊ばせ、ビタミンDを補給し、体と皮膚を鍛え、骨を丈夫にすることが大切です。

 昭和30年代までは、「あせも」などの皮膚の弱い子供には海水浴に連れて行き、海水と潮風、日光浴をさせ、あせもを治していました。

 動物性蛋白など極陽性の食品を摂りすぎ、その反面、砂糖、果物、清涼飲料水、コーヒー、アルコール類の陰性を摂って日光浴をすると、活性酸素を発生させメラニンを作り、シミ、ソバカスなどが増え皮膚にダメージを与え、最終的には皮膚ガンにも繋がります。

 飲み物、果物など陰性食品を控え、丈夫で健康な皮膚、骨を作り、紫外線に負けない子供を育てることが。アレルギー体質、熱中症の予防にもなります。

 5月21日、NHKきょうの健康で紫外線は年々増えていると伝えていましたが、赤道直下の熱帯地方へ行けばもっと紫外線は強くなります。それを考えれば紫外線を恐れるよりも食生活を改めるべきです。

 西洋医学では日光浴は1日20分以内、20分以上日光浴すると皮膚癌の原因になると言っています。本当でしょうか。

 

○ 皮膚の働き

 ・外部から働く色々な刺激から、体を守っています。

 ・体温を一定に保つため、発汗により調節し、冬寒い風に当たると鳥肌が立つのも皮膚を収縮させ、表面から熱が発散するのを防いでいます。

 ・汗、皮脂を皮膚の表面に分泌し、表面から角質がはがれていきます。

 ・知覚作用には温覚、冷覚、痛覚、圧覚、触覚の5つがあり、かゆみは、痛覚の弱いものです。

 ・皮膚呼吸をしています。

 ・ビタミンD形成の役目を担い、体内に吸収され、骨の発育に貢献しています。

 

○ 皮膚を丈夫にするには

 皮膚が固いのは老化現象で、足の踵が固くザラザラしているのも老化です。

 老化とは、動物性蛋白の中のNa(古塩)の蓄積で皮膚が乾燥し、固くなることで、白髪も頭皮の硬化が原因で老化です。

 イオン化ナトリュームは血液循環を良くし、細胞の若さを保ち、皮膚にも弾力を与え、内臓にもキレイな濃い血液が巡り、代謝が良く弾力があります。

 魚には老化がなく、大きな魚でも筋肉が固くなりません。

 皮膚を弱くする物は、砂糖、果物、生野菜、芋類、酢の物などの陰性食品です。

 ・動物性食品、砂糖など甘味料の入った食品を食べないこと。

 ・食養を実践し、玄米ごはん、玄米餅入味噌汁、うどんなどでキレイな血液を作る。

 ・皮付きの食物を食べる。

 ・薄い醤油番茶、梅醤油番茶、大根卸入梅醤油番茶を飲んで入浴する。

  陽性な人は第一大根湯、シイタケスープを飲んで入る。

 ・米糠、椿油粕、小豆粉で洗顔。

 ・生姜湯シップ、生姜油のすり込み、青菜のアルカリ性でパスターをする。

 ・暑さ、寒さで皮膚を鍛え、自律神経の働きを高める。過剰な暖房、冷房を使用しない。

 ・色白になりたい人は、帽子、日傘を使用する。

 

 乾布摩擦、冷水摩擦は皮膚に血液が集まり赤くなるが、内臓の粘膜でも充血を起こし、粘膜が緩み出血する可能性があります。陰性な人には不可です。

 健康な人が、より健康になるためには効果があります。

 

○ プール熱:咽頭結膜熱

 プールでアデノイドウイルス7型に感染。

  6~8月に多い。

 幼児、小学生に多い。

 潜伏期間:5~7日。高熱で発症し、発熱は4~5日で引く。

 目の充血、喉が赤く腫れる。

 頭痛、吐き気、腹痛、下痢を伴うことがある。

 目を塩番茶で洗う。

 喉は塩番茶でうがいする。

 喉に生姜湯シップ、里芋パスター。