養生医学

痩せは陰性

2017年01月06日

 

○ 痩せと体の引き締まり

 ・痩せ衰えたタイプ(貧血型)

   Na 1以下 K 5以下。

   陰性の萎縮タイプ、陰陽共に不足で栄養失調状態。

   ガンの末期、慢性疾患で長期療養で衰弱した人。

   生気が無く、話すテンポもゆっくり、顔色も優れない。

   肉付き:柔らかい。力がない。筋無力症。

   顔色:白い、青白い。

 

 ・引き締まったタイプ(筋骨型)

   Na 1   K 5以下。

   陽性の萎縮タイプ、カリューム不足。

   昔の柔道、剣道家タイプ。

   話すテンポが良く、声がしっかりし、元気が良い。

   鰹節、ニボシ、干物過多による動脈硬化、筋肉の硬直。

   肉付き:硬い。力がある。リューマチ、膠原病、筋硬化症。

   顔色:赤い、茶色、黒い。

 

○  見分け方

 陰性:大便が柔らかい、白っぽい、緑便。

     お小水の回数 5~6回以上。

        睡眠時間が長く、昼間居眠りする。

    食欲がない。陽も陰も入らない。

    出血:しやすい。

      顔が色白、やや青い。声が弱く、張りがなく、遅い。

        お小水の回数が多い。時には尿失禁がある。

    涙もろく、寂しがり。

    生理の周期が遅れる。

    体に力がなく、手の平を開いた状態。

    脈拍数が増えて、しかも弱い。

 

  陽性:大便が固い、焦げ茶色。

    お小水の回数 3~4回以下。

    夜お小水に起きる。

        睡眠時間が短く、昼間居眠りしない

    食欲がある。陽性食は入らないが、陰性食品は入る。

     食べていなくても比較的体力がある。

     陽性食を食べると体力が落ちる。

    出血:しない。

      顔が紅潮或いは黒ずんでいる。声が力強く、はりがあり、早口。

        お小水の回数が少ない。夜トイレに起きる。

    怒りっぽく、せっかち。

    生理の周期が早い。

    体が硬く、手の平も握った状態、体全体に力が入っている。

    脈拍数は変わらなくても力強い。

 

△ 陽性の萎縮

  Na:K 1:4 K不足。

  引き締まったタイプ、柔道家、日本人に多い。

  断食でも良い。

  主食、副食は同量か、一時的には副食を少し多くしても良い。

  主食を緩める。おかゆ、おめでとう、おじや、ほうとう、うどん、パン、

 お好み焼き。

  温かい食べ物、飲み物。

  塩気少なく、野菜は適量。

  油味噌、里芋、ジャガ芋、豆腐、おから。

  水分も適量、番茶、玄米茶、はと麦茶。

  皮膚が乾燥した人は、水分を少し多めでも良い。

  体を温める。温泉療法。

  皮膚が湿った人は、水分を控えめに。

 

▼ 陰性の萎縮

  Na:K 0.5:5 △も▽も不足、

  栄養失調、重病の末期。

    断食は厳禁。

  主食を多く。

  副食は△にして少なく。飲み物も△に少なく。

  朝鮮人参、醤油番茶、梅醤番茶、ヤンノー、タンポポコーヒー、葛湯。

  重病人は、玄米クリーム、おもゆ、おかゆ、おじやと徐々に固くする。

  塩味もうす味から徐々に強くする。

  黒ゴマ塩 8:2~7:3、鉄火味噌。

  油、蛋白も必要、根菜は細かく切り油気、塩気と火で時間をかけて調理する。

  葉菜はいらない。

  入浴は無理。