動物性蛋白と植物性蛋白の差異
蛋 白 質 の 功 罪
人間だけでなく動物の細胞は確かに蛋白質から出来ています。従って蛋白質が三大栄養素の一つであることは理解できます。
とは言え人間に動物性蛋白が必要でしょうか。穀物にも蛋白質、脂肪が入っているし、日本人は大豆を原料にした味噌、醤油を毎日摂ってきました。そこへ時々豆腐、納豆、油揚げ、荒野豆腐、ゆばなどを摂ってきました。昔の修行僧などは精進料理により文武両道でした。
動物性食品としては煮干し、じゃこ、鰹節を出しに少し使い、時折干物を食べていました。盆・正月、政にはさしみ、焼き魚なども多少は摂っていました。
要するに栄養として摂ると言うより、年数回の楽しみとして食べていました。
もう一つ、動物には体内で蛋白質、脂肪、カルシュームなどを合成する能力を持っています。
人間固有の蛋白質は、澱粉から出来た蛋白質が最高です。
戦前の日本、世界の長寿地帯(コーカサス、ビルカバンバ)などは素朴な食事で体力はありました。
肉食民族が機械文明を発展させ利便性を追求したが、体力は落ちてきました。その意味で必ずしも幸福になったとは言えません。
うさぎ、馬、コアラなども蛋白質、カルシュームの多い食べ物は食べていません。それでも骨格はしっかりしています。
○ 動物性蛋白と植物性蛋白の差異
一言で言えば、動物性蛋白は加熱すると固くなり、植物性蛋白は柔らかくなります。言い換えれば動物性蛋白にはNaが多く含まれ、植物性蛋白にはNaが少ない。
植物性食品の中のNa、Caはイオン化Na、イオン化Caといって水に溶けるけれど動物性の Na,Caは非イオン化で水に溶けません。従って全身の組織細胞、骨などに沈着し老化の原因と なります。踵とか足の小趾側の皮膚が硬くなるのは動物性蛋白の蓄積であり、脊柱の椎骨にカルシュームの沈着、或いは最近では血管内にカルシュームの沈着で骨のような状態になるのも動物性の非イオン化Caが原因です。
子供達の筋肉、皮膚、骨などに弾力が乏しく固くなっています。直立して手が床に着かない子供 が多く、ちょっと転んだだけで骨折するのを見れば理解できます。
もう一つ、動物性食品には脂肪も多く含まれています。それだけに酸化も激しくなり血液を汚し、諸種の生活習慣病の原因にもなります。
○ 動脈硬化の原因
加齢、生活習慣、高脂血症(脂質異常)、糖尿病、
高血圧、肥満、喫煙、内臓脂肪の蓄積。
食養:動物性食品と砂糖などの陰性食品の摂りすぎと運動不足。
動物性蛋白の中のNaで血管壁を硬くする。
蛋白質は陰性だから血管壁(中膜)が膨らみ分厚くなり、塩気で血管全体は縮むから、血管内は狭くなる。
コレステロール、中性脂肪でプラーグが出来血管内がなおさら狭くなる。
血管内が狭くなるから血圧が上がる。
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