養生医学

甘い物、動物性物食べたくなった時

2017年01月06日

 

甘い物を食べたくなった時、動物性食品を食べたくなった時の対処法

 

 「肉・卵・乳製品・魚などの動物性食品は我慢できるが、甘い物の誘惑には我慢できない」と言う話をよく聞きます。

 反対に陰性恐怖症の人は、甘い物、果物は怖いと言って摂らないが、煮干しの出しを使った食品は食べたり、魚を時々摂る人があります。

 中には「麦は陰性だから食べるものではない」と教えられ、うどん、ひやむぎ、パスタなどの麺類は食べずに陽性過多になり過ぎ、砂糖の入った食品、甘い果物を平気で食べて体調を崩している人もあります。

 

○ 甘い物は中毒か

 今までは、甘い物、動物性食品が欲しくなったときは、その物の老廃物が体外へ抜けるときに、体が猛烈に要求する。従って「アルコールとか麻薬が抜けるときと同じで、甘い物とか動物性食品の中毒になっているから、その要求に我慢して乗り越えるように」と言われてきました。

 確かに少飲少食を実践して、排毒反応が起きている時は中毒で要求しているでしょう。

 

○ 甘い物を要求するのは陽性過多

 しかし、昨年ある陽性な女性から「玄米を食べると、途端にチョコレートが欲しくなるが、うどんなど麦製品を食べていると、チョコレートに一切手を出さない」と訴える人が3人現れました。

 それ以外にケーキ、和菓子などスイーツが欲しくなる人も5人ほど現れました。要するに甘い物の中毒という考え方もありますが、陽性過多になるから陰性な甘い物を要求する人も、相当数あると見るべきでしょう。

 

○ 甘い物を要求するときの対応策

 中毒になっている人には、自然の甘みを上手に使う。玉葱をよく炒める。南瓜、レーズン、りんごのくず練りなどを摂る。

 陽性過多になっているから、その古塩を抜くため、主食の陰性を使うと共に、緑黄野菜、豆腐、芋類、酸味のある果物、ジュースを使う。

 時としては、甘酒、ドライフルーツを使っても良いでしょう。

 但し、中庸の条件を維持することが前提です。

 

○ 動物性食品を要求する時の対応策

 動物性食品の代わりにハンバーグ、こうふうカツ、野菜の天ぷらなどの揚げ物を食べさせる。量、回数はその人の状況によって変わる。

 重病でなければ、回数を多少増やしたり、量を多くします。多少脂っこい料理を多くし、脂消しの野菜、果物も多くする。

 しかし、重病人であれば、徹底して我慢させる以外には方法はありません。

 現在、健康であれば、動物性食品を徐々に少なくしたり、回数を少なくする。

 半年から1年我慢すると臭いを嫌うようになる。