胃の病気
消化管は、口、咽頭、食道、胃、小腸(十二指腸、空調、回腸)大腸(盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S字状結腸、直腸)、肛門と続き、体内でありながら体外で口から肛門へつながる長いトンネルで、食べたものを消化、吸収、排泄作業を行っています。必要な物と不要な物に分ける。
澱粉は口でアミラーゼにより、蛋白は胃でペプシンにより、脂肪は十二指腸で胆汁と膵臓から出るリパーゼにより消化され、小腸で吸収され、大腸で水分が再吸収され固形の便が造られ、肛門から排泄される。
胆汁は肝臓で造られ、胆嚢で濃縮され、十二指腸へ送られる。
口はアルカリ性、胃は酸性、腸はアルカリ性です。
砂糖を全廃し、粗食にすれば大病はない。
○ 胃粘膜の構造
上皮 ひらん(炎症)は粘膜固有層まで、
粘膜固有層 粘膜筋板を越えない。
粘膜筋板 潰瘍は粘膜筋板を越える。
粘膜下層 ガン第1期
筋層 ガン第2期
漿膜 ガン第3期 穿孔は漿膜まで達する。
・ポリープは、粘膜から外へ向かう。
・癌は粘膜から筋層へ向かう。
○ 食道癌
真ん中よりやや下が多い。
男:女は4:1
アルコール、寿司好きに多い。
食べ物が飲み込みにくい。
食べるとしみる。
○ 胸焼け(胃食道逆流症)ためしてガッテン
噴門がゆるみ、胃酸が逆流して食道の粘膜に炎症を起こす。
症状:焼けるような痛み、みぞおちの灼熱感、胸がつかえた感じ、心臓の異変、睡眠障害、喘息、癌、肺線維症、喉の違和感、中耳炎、食道炎。
原因:飲み過ぎ、食べ過ぎ、腹部に圧迫。肥満、ストレス、喫煙、骨粗相症
胃液の逆流:健康であれば、食道の筋肉が押し戻す。
治す:唾液を飲み込む。(歯ぎしりして唾液を飲み込むと楽になる)
ガムを噛む。
予防:食後30分に注意。
寝る前に食べない。
薬の副作用に注意。
食養から見ると陰性食品の摂りすぎ。
穀菜食の基本食を実践する。
○ 胃の病気
日本は胃潰瘍、胃ガン、胃下垂世界一。
白米の多食(噛まなければ乳酸になる)と副食に白砂糖を使う。
お粥を食べさせるから乳酸が出来る。
梅干、たくあんは澱粉の消化酵素。
調味料、加工食品の食品添加物、ほとんどが▽。
アメリカは大腸癌が世界一。その原因は。
肉食は消化出来ず硫酸、塩酸が出来、窒素ガスが出来、便の臭いが強い。
砂糖は、飲み物(コーヒー、コーラ)で大量に摂る。
・口角炎
左(▽)、胃の上部(噴門部)の炎症、甘い物。
右(△)、胃の下部(幽門部)の炎症、大食。
唇は上下8㎜、8㎜で真っ赤かピンクで艶があるのが健康。
・胃下垂
日本では女性の50%、50代は80%。
上唇が薄い。
胃角が腰の線より下がる。魚に甘い物。
食欲がない。胃は大きい。
ゲップが出ることが多い。
胃の庭に食べ物が溜まり、発酵する。
・胃アトニー(胃拡張)
食欲がない。
味が分からないのは、味覚神経が麻痺している。
味覚麻痺は亜鉛不足。
小豆、湯葉、高野豆腐、黒ごま、玄米に多く含まれる。
動物性食品ではレバー、小魚、カズノコ、タツクリに含まれる。
粘膜が腫れて柔らかくなっているが、ただれてはいない。
顔が色白で丸顔の人に多い。
蛋白の摂りすぎ、特に卵好きの人。
・急性胃潰瘍、西洋医学ではストレスが原因と言っている。
噴門部 砂糖、酢、乳酸(米を良く噛んでいない)。
胃角部 アルコール。
幽門部 動物性蛋白。硫酸、塩酸、胆汁。
潰瘍は、粘膜筋板を超える。胃カタルは粘膜が冒される。
漿膜まで冒されるのは穿孔。高熱、豆腐パスター。
痛みは食後30分~1時間ぐらい。
薄い梅醤番茶。生姜湯、里芋パスター。
40~50代に多い。
2~3日は絶食、玄米クリーム、葛練り。
玄米にごま塩をかけ良く噛む。食べた物をアルカリ性にする。
味噌汁、昆布だし、わかめ、玉葱、ねぎ、油揚げ。
鉄火味噌、キンピラ、ひじきこんにゃく、ねぎ味噌、昆布の佃煮。基本食。
十二指腸に近い時は、玄米クリーム、葛練りをしばらく続ける。
出血の時には3%の塩番茶、塩入蓮根しぼり汁。
・慢性胃潰瘍
チョコレート色の出血は漿膜まで冒されている。
タール状の黒い便。
糖分(中庸)→甘酒→アルコール→酢(▼)。
濃い梅醤油番茶。厳格な食養の陽性食。
・胃ガン
日本は胃潰瘍、胃ガン世界一。
白米の多食と副食に白砂糖。
調味料、加工食品の食品添加物。
赤血球が少ない。
塩気がなくなって死。心臓停止。
卵醤、ドロドロの梅醤油番茶で塩気を入れ、心臓を防衛する。
早期癌 粘膜下層まで冒されている。
進行癌 筋層まで冒されている。
良く噛んで唾液で分解し、アルカリにして食べ物を胃へ送る。
胃の病気にお粥は無理。噛むことが出来ない。
ケガの出血には黒ごま塩を葛練りに包んで頓服。
癌の出血には髪の毛の黒焼き。
・胃もたれ
胃の働きが衰え、食べた物が胃底に貯まり、胸焼けを伴うことが多い。
胃が活発に動きすぎ胃酸が十二指腸へ入り胃の動きが止まったとき。
胃の病気(陰性)の食事
急性の時は、最初1~2日間は絶食か、玄米クリーム、葛の固練り、その後玄米粥、玄米ご飯と徐々に固い主食にする。お粥までは梅干しを添え、梅干しの持つクエン酸で澱粉の消化を助け、副食はなしにする。
体力のない人は、最初玄米クリームから始め、玄米餅、玄米ご飯にする。
胃の中は塩酸があり酸性だから、玄米ご飯を良く(一口100回以上)噛んでアルカリ性の唾液を充分に混ぜブドウ糖に替え胃へ送り込む。
副食は、主食の1/4~1/3
胃カタルは、胃潰瘍と同じ食事で治ります。
主 食 ・玄米クリーム、玄米餅入味噌おじや、玄米ご飯、焼きおにぎり、
ごま塩 ・7:3の黒ごま塩 小匙1杯程度。
味噌汁 ・豆味噌100%。豆味噌、麦味噌半々。
出 し ・昆布。
具 ・わかめ、玉ねぎ、長ねぎ、ごぼう、油揚げ、麩、玄米餅、切干大根、南瓜、百合根、自然薯、ゆば、とろろ昆布等。
副 食 ・金平(ごぼう、蓮根、人参)。
・鉄火味噌(自然薯入が最高)、油味噌。
・ひじき蓮根、ひじきこんにゃく、ゆば料理、自然薯。
・昆布の佃煮、のりの佃煮、焼きのり。
・南瓜昆布、小豆昆布、白いんげん豆、うずら豆。
・切干大根と高野豆腐(又は油揚げ)。
・野菜の天ふら(大根おろし付)ごぼう、蓮根、玉ねぎ、長ねぎ、南瓜、のり、よもぎ、しその葉。
・南瓜料理(コロッケ等)、蓮根料理(ボール、ハンバーグ等)、コーフー料理(カツ、串カツ、コーフボール等)、雑穀入(ハンバーグ、コロッケ等)。
・おでん、味噌煮、大根料理(油揚げとの煮付け等)。
・セイタン(油揚げ、生こうふう)と野菜の炒め煮(玉ねぎ、長ねぎ、人参、南瓜、小松菜、大根葉、つみ菜、ぬき菜など、冬場はあんかけ。
・梅干、寒漬大根、古漬たくあん、夏場には即席漬を少し食べても良い。
飲 物 ・三年番茶、塩番茶、ヤンノー、タンポポコーヒー、玄米スープ、くず湯、醤油番茶、梅生番茶。
手 当 ・生姜湯シップ、里芋パスター、激痛=塩温石、生姜油。
吐き気=塩番茶、醤油番茶、吐血=塩番茶、塩入れんこんの絞り汁。
胃の病気(陽性)の食事
陽性な胃の病気は、胃の出口幽門部に多い。
急性の時には、最初1~2日間は絶食か、玄米スープ、クリーム、葛の固練りにし、その後玄米ご飯にする。
但し、胃の出口の病気には玄米クリーム、葛の固練りを続けても良い。出口は狭く細いから完全にアルファーかして粘膜を刺激しないように配慮する。固い粒が通過すると粘膜を傷つける。
副食は、主食の1/3
主 食 ・玄米スープ、玄米クリーム、玄米ご飯、玄米餅、煮込みうどん。
ごま塩 ・8:2の黒ごま塩 小匙1杯かパラパラ。
味噌汁 ・豆味噌、麦味噌半々か、麦味噌100%。
出 し ・昆布、干しいたけ。
具 ・わかめ、玉ねぎ、長ねぎ、油揚げ、玄米餅、切干大根、南瓜、大根、白菜、春菊、小松菜、みつ葉、もやし、えのき茸、里芋、豆腐、
じゃがいも。
副 食 ・金平(ごぼう、蓮根、人参)。
・鉄火味噌、油味噌、ねぎ味噌、生姜味噌。
・ひじき蓮根、ひじきこんにゃく、ゆば料理、自然薯。
・昆布の佃煮、のりの佃煮、焼きのり。
・南瓜昆布、小豆昆布、白いんげん豆、うずら豆。
・切干大根と高野豆腐(又は油揚げ)。
・野菜の天ふら(大根おろし付)ごぼう、蓮根、玉ねぎ、長ねぎ、南瓜、とうもろこし、のり、よもぎ、しその葉、生しいたけ、キノコ類。
・南瓜料理(コロッケ等)、蓮根料理(ボール、ハンバーグ等)、コーフー料理(カツ、串カツ、コーフボール等)。
・おでん、味噌煮、大根料理(ふろふき、油揚げとの煮付け、おろし)。
・セイタン(油揚げ、生こうふう)と野菜の炒め煮(玉ねぎ、長ねぎ、南瓜、小松菜、大根葉、つみ菜、ぬき菜、春菊、キャベツ、えのき茸、洋野菜など。冬場はあんかけ料理。
・梅干、古漬たくあん、即席漬、一夜漬。
飲 物 ・三年番茶、番茶、ヤンノー、はと麦茶、タンポポコーヒー、玄米スープ、くず湯、醤油番茶、梅生番茶。
手 当 ・生姜湯シップ、里芋パスター、生姜油。
吐血は▽=塩番茶、塩入れんこんの絞り汁。
吐き気=薄い醤油番茶、薄い梅醤油番茶
△嘔吐=薄い葛湯、野菜スープ、果汁。
▽の嘔吐 見分け方
不消化な食べ物を戻したり、食べた物をそのまま戻す。
口が酸っぱく感ずる。
嘔吐する時に苦しい。苦しくない時は強い陰性ではない。
△の嘔吐 見分け方
黄色い胆汁を戻す。
口が苦い。
嘔吐しても苦しくないか、苦しさが軽い。
嘔吐しなくても口が苦く感じたり、普段食べている塩味が急に塩からく感ずる時は陽性過多に傾いている時です。
唇は上下8㎜、8㎜で真っ赤で艶があるのが健康。
上唇が薄い 胃下垂 魚に甘い物。食欲がない、胃は大きい。
大食の人は胃が小さい。
上唇の腫れ 胃の腫れ 蛋白質と甘い物。
下唇の腫れ 腸の腫れ 蛋白質と甘い物。
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