養生医学

リハビリ

2017年01月06日

 

 朝一番 健康ライフ 5月 5日 茨城県立医療大学名誉教授  太田仁史

○ リハビリと縁のない生活~元気な人も気をつけよう

 病気には原因がある。

  心構え:元気は病気の始まり。

      暴飲暴食、過重労働、運動過多。

  免疫力を高める:いつもニコニコ、

          人に頼らず、欲をかかず。

          体をよく動かす。

          快食快眠、いつも腹八分。

          時間を気にせず良く働く。

          心ゆったり腹八分。

          倒れたらリハビリ、良く体を動かす。

 ※ 体質に合わせた正しい食生活で腹8分。

 

○ リハビリとは、リハビリの定義

 一般的には手足の訓練。

 厚生労働省:理学療法

       作業療法

       言語聴覚療法

 ハビリス:「らしい」、「適している」と云う意味。

 障害を踏まえ、人間らしい生活を整える。

 人間らしく生きるための作業。

 生活の質、生きる質を高める、氣を得る、

 障害があっても明日がある。障害は個性の一つ(乙武)。

 

○ リハビリの辛さ、回復の喜び

 辛いのを乗り越える。

  後遺症を残す障害を乗り越えて努力する。

  心の辛さには、ガンバレは禁句

  悪い状況を一つずつ取り除く辛さを乗り越えて、回復の兆しが喜びとなる。達成の喜び。

 

○ 日々のリハビリのポイント

 関節を柔らかく転倒を防ぐ。

 病人を何がダメにしているか。

  孤独感:心が閉じこもる人。

  無力感:無気力な人。

  社会的孤立:元に戻ると何でも出来る。

 心を広げ、柔軟な考えを持つ。

 自分の立場を客観的に見る。

  過去の元気な自分と現在の不自由な自分を見る。

  同じような境遇の良い生活を見る。不自由な他人と比べる。

  心が動けば体も動く、心の動かない人は体も動かない。心に軸足を置く。

  心の病は、体を動かし、血液循環を良くすれば心も変わる。

 

○ 医学的リハビリ、社会的リハビリ

 障害、病気:治療、リハビリ。

 社会との関わりを考える。

  自分の周辺と現在の事しか考えられない。自分の事しか考えられない。

  職場、地域。国の事、未来を考える。時間と空間を考える。

 社会に苦しめられる:バリア(障壁)。

  物理的、制度、文化、人の心。

 

 本人の苦しみ:仲間を作る。

        前向きに生きる。

 

※ 硬い筋肉を無理にひねったり、牽引(引っぱる)ことは逆効果です。反って力を入れ筋肉を硬くします。

  生姜湯シップをし、生姜脂をすり込み血液循環を良くし、気持の良い程度(筋肉に力が入らない程度)のリハビリをする。

  正しい食養を実践し、リハビリを根気よく続け中庸の条件を満たす。

  人生の目標、目的、夢を持つこと。

 

○ 廃用症候群

 

 原因:歩かないこと。

    硬い物を食べないこと。

 

・閉じこもり:週1回以下の外出

  度々出て歩いている人と比べリスク4倍。

 

・高齢者の安静時の筋力低下。

  1週間  20%低下

  2週間  40%

  3週間  60%。

 

・顎の筋肉低下が、足腰の筋力低下につながる。

  いつも柔らかい物を食べていると顎の筋力低下、それが足腰の筋力低下につながる。

  番組では、野菜ばかりでなく肉を食べるように勧めていた。

  「日々の外出と食生活で予防できる」と伝えていた。

  食養では、主食中心の食生活で良く噛めば問題はない。