普段よくある症状の原因と治し方
○ 症状の陰陽判定の共通事項
・陽性症状
普段より顔が紅潮或いは黒ずんでいる。声が力強く、はりがあり、早口。
お小水の回数が少なくなった。夜トイレに起きるようになった。
怒りっぽくなり、せっかちになった。
生理の周期が早くなった。
体が硬くなり、手の平も握った状態になり体全体に力が入っている。
脈拍数は変わらなくても力強い。
・陰性症状
普段より顔が白いか或いはやや青い。声が力弱く、はりがなく、遅くなった。
お小水の回数が多くなった。時には尿失禁がある。
涙もろくなり、寂しがりになった。
生理の周期が遅れるようになった。
体に力がなく、手の平を開いた状態になった。
脈拍数が増えて、しかも弱くなった。
※ 上記の条件はすべての症状を判定する参考資料です。
注 陽性病の時でも梅生番茶、醤油番茶、大根卸し入梅生番茶、ヤンノー、玄米スープ、
くず湯等がその状況により必要な時もあります。
○ 水虫
水虫は学名では白癬(皮膚糸状菌)と言います。白線菌は、カビの一種で起こる感染症の一つで、水虫には足水虫、手水虫、爪水虫があります。
足水虫は、水虫のなかでは圧倒的に多く、全水虫患者の65%程度を占めます。さらに足水虫にかかっていても皮膚科を受診しない患者も多く、日本人の20%くらいがかかっていると云うデータもあります。
手水虫は本人の足水虫から写ることが多く、手水虫は片手だけに生じることが多く、頻度は全白癬患者の3%程度です。
水虫は高温多湿の夏に多いと思っていますが、爪水虫は季節を選ぶことなく寒い季節にもあります。
爪水虫にかかっている人は1200万人、10人に1人と言われています。
白癬菌はケラチンが好物で、爪もケラチンで出来ているから白癬菌が繁殖するには最高の条件です。
爪水虫は爪の先端から奥へ侵攻することが多く、最後には爪全体に侵されます。黄褐色、茶褐色になることもあり、白癬菌と同じカビの仲間のカンジダ菌でも、爪水虫と同じような症状が見られます。
白癬菌には、しらくも、タムシ、ゼニタムシ、インキンタムシなどもあります。
原因は、白癬菌に接する機会が多い人、家族、集団生活の施設、プールや共同浴場等で感染する危険性が多いと言われています。
白線菌に感染しやすい人は、足の指の間が狭い人、多汗で湿っぽい皮膚の人、長期間革靴、長靴、安全靴を履く機会の多い人は水虫になりやすい。
食養の立場では、白癬菌がカビの一種であるとなれば、湿っぽいところを好み、普段水分、清涼飲料水、コーヒー、アルコール、砂糖、ハチミツ等を使った甘い物、果物、酢の物等の陰性食品の摂りすぎにより手、足の指の間が湿っぽくなり、そこを好んで繁殖します。
建物でも日光の当たらない北側、台所、風呂場等の湿気の多い所にカビが発生します。体でも同じで常に湿っぽい人に出る陰性な症状です。
長時間靴を履いて生活する人でも陰性食品の摂取量が少ない人には移りません。
但し、陽性タイプの人に比較的多いのは、陽性な人は一見体が丈夫なため陰性な飲み物、食べ物を多く摂り血液内の水分が多く皮膚が湿っぽくなり水虫になることが多いのです。自衛隊員に水虫が多いと聞いています。このことは陽性タイプに水虫が多い証明になります。
西洋医学でも湿っぽい皮膚に多いことには気づいていますが、ナゼ湿めっぽくなるかという根本的なことに関しては把握していません。
症状:趾間型は、足の指の間がただれ、小水疱型は、足の裏から足の側縁にかけてただれ、水疱、膿疱を伴います。春から夏にかけて発症し、悪化しやすく、かゆみを伴うことが多い。但し、爪白線は寒い季節にも見られます。
角質増殖型は、踵を中心に足の裏全体の皮膚の肥厚、角化、細かく皮膚がむける。かゆみは少なく、冬もあまり軽快しません。
爪白癬は、足の親指に多く、爪が白く濁ったり、変形したり、爪がぼろぼろと欠けてきたりします。かゆみなどの自覚症状がないため、爪が欠けてきて靴を履くときなどに痛みを感じてはじめて気がつくことが多い。
食養の立場では、陰性食品の摂取を当分控え、食養の基本食を実践し、中庸の条件を満たし、皮膚の湿気を取り去りカビの繁殖する環境を取り除くこと。根本的に治すには食養の実践以外にはありません。
外用の手当:生姜湯の中へ足を入れ、キレイな濃い血液を集め、生姜油をすり込んで殺菌する。
民間療法では酢を入れた湯、芥子を入れた湯などを使うことがあり、殺菌に効果があります。
西洋医学では、毎年新薬が発売されますが患者さんは一向に減らないのは薬は一時的に抑えるだけで根治はしていない証拠です。
○ 車酔い
車酔いも西洋医学では原因不明で根治することはありません。
食養の立場では、甘い物など陰性食品を摂りすぎ、交感神経が優位になり、胃が弛み動きがほとんど止まった状態になり、内容物が揺れて発酵し、ガスが出来気分が悪くなります。
但し、稀には陽性過多になり、副交感神経が優位に働き、胃が収縮して動きが止まった状態で、内容物が発酵し気分が悪くなる人もあります。
ほとんどの車酔いが陰性な証拠は、自分で車を運転している時には副交感神経が優位に働き、緊張しているから車酔いをした人はほとんど聞きません。
治し方:陰性の車酔いは、胃が弛んで機能が低下しているから醤油番茶、梅醤油番茶、玄米スープなど陽性な飲み物を摂ります。或いは梅干しか、その種を含んだり、梅干さん、たくあんを摂ると副交感神経が働き、内臓が収縮して、胃の働きも活発になり車酔いが治ります。
乗車する前に甘い物、果物、酢の物、芋類、香辛料などの陰性食品、不消化な動物性食品を食べたり、飲んだりしないこと。
それでも車酔いする人は梅干しの種、梅干、梅干しさんを口に含んで乗車すれば、車酔いの予防になります。
普段から主食中心の食生活で陰性食品を控えめに心がければ陰性の車酔いは容易に防ぐことが出来ます。要するに濃いキレイな血液にすれば車酔いとは無縁です。
陽性な車酔いは、椎茸スープ、野菜スープとかリンゴジュース、みかんジュースなど陰性でアルカリ性の飲み物を摂れば治ります。
○ 湯疲れも陰性症状
温泉のはしごをすると気分が悪くなる人があります。
湯疲れも普段から甘い物、果物、生野菜、酢の物、芋類など陰性な飲み物、食べ物の摂取量が多く、顔がやや白っぽく、手の平が湿っぽい人、話し方がおっとりし、声に力がない人に多く見られます。
甘い物などの陰性食品を多く摂ると血液中の赤血球が水ぶくれになり、その血液が臓器、組織細胞へ行くと臓器や末端の組織細胞が弛みます。
その状態で入浴すると脱塩し、ますます胃が弛み食べた物が消化出来ず、発酵しガスが出来るから気分が悪くなります。
タクアンが塩辛くて食べずらい時に湯の中へ入れておくと、塩気が抜け食べやすくなります。そのタクアンはぶよけて太くなります。
体も同じ状態になります。入浴すると浸透圧の関係で皮膚から体内の塩分が湯の中へ溶け出します。
長湯をすると指がぶよけて太くなります。指だけでなく体全体が微妙に弛みます。当然胃も弛みます。普段から体液内の塩分濃度が高い人は入浴で脱塩すると気分がスッキリします。しかし、血液内の塩分濃度が低い人が長湯すれば、適正な塩分濃度より下がり、臓器、特に胃が弛み内容物が発酵し、ガスが出来るから気分が悪くなります。
治し方は陰性な車酔いと同じで醤油番茶、梅醤油番茶、ヤンノー、玄米スープ、葛湯など陽性な飲み物を飲めば大半はスグ治ります。
予防法は、陽性な飲み物を飲むか、梅干の種とか梅干さんを口に含んで入浴します。
それよりも湯疲れしやすい人は、普段から甘い物など陰性食品を控えることが大切です。
○ 吃逆(しゃっくり)
西洋医学:横隔膜の痙攣が原因。
柿[かき]のへたを煎じて飲む。
芍薬甘草湯[しゃくやくかんぞうとう] 筋肉のけいれんを鎮める漢方薬。
・食養:酸素不足とお腹が冷えて横隔膜の痙攣を起こしている。
陽性な温かい飲み物を飲めば治る。塩気を入れる。
醤油番茶、梅醤油番茶、ヤンノー、玄米スープ、くず湯など。
生姜湯シップ、生姜油のすり込み。
野外の時:温かい車のボンネット、コンクリートの上にタオルを敷いて腹這いにさせる。
赤ちゃんのときは、母親の唾液を口移しにしても治る。
○ 金縛り
陽性過多で筋肉が硬直した状態。肝臓も硬くなっている。
東洋医学の五行説では、筋肉は肝臓が司っている。
木 火 土 金 水
肝 心 脾 肺 腎
筋肉 血脈 肌肉 皮気腔。骨
治し方:陰性食品を上手に取り入れる。
ヨハン・ハインリヒ・フュースリーによる「悪夢」(1781年)。西洋においても、金縛りを悪魔の仕業と考える人々がいた。金縛り(かなしばり)は主に就寝中、意識がはっきりしていながら体を動かすことができない症状を指す。体が締め付けられるような感覚からこう呼ばれる。
医学的には睡眠麻痺と呼ばれる睡眠時の全身の脱力と意識の覚醒が同時に起こった状態。不規則な生活、寝不足、過労、時差ぼけやストレスなどから起こるとされる。脳がしっかり覚醒していないため、人が上に乗っているように感じる、自分の部屋に人が入っているのを見た、耳元で囁かれた、体を触られているといったような幻覚を伴う場合がある。これは夢の一種であると考えられ幽霊や心霊現象と関連づけられる原因になっている。 ただし金縛りの起きる状態がほとんど就寝中であることから学者の説明は睡眠との関係についてである。覚醒状態においての「金縛り」というものについては科学的にはほぼ未解明であり、精神的なものに起因するとされることも多い。霊的なものを信じていない人の場合は、宇宙人に何かをされたなどという形式の認知になるという説がある。
・金縛りの前兆
金縛りは、いきなり起こるわけではなく、必ず前兆がある。およそ1~3キロヘルツ(kHz)の"ジーン、ジーン"または"ザワザワー"とした、強い圧迫感を伴う独特の不快な前駆症状の数秒後~数分後に一瞬にして全身の随意運動が不可能となる。症状は数秒で収まるものから、30分以上に及ぶものもある。また、金縛りが解けてもすぐに前駆症状が現れ、再発することも多く、睡眠の妨げになる事も多い。前駆症状に気づいた時点で金縛りを回避しようと試みても、殆どの場合そのまま金縛りへと移行する。
・金縛りの種類
金縛りには、大きく分けて、閉眼型と、開眼型の二種類が存在する。ほとんどは前者のもので、実際には閉眼しているにもかかわらず、金縛りがかかる直前の室内の風景や、普段の室内の記憶が鮮明な夢となって映し出される。しかし、本人が閉眼型だと認知していない場合がほとんどである。閉眼型の特徴として、霊などの幻覚が見えたりし、恐怖感を強く感じる場合が多いことが挙げられる。ちなみに、体外離脱はこれに分類され、思春期の女性に多い。閉眼型の金縛りを自分の意思で解除する事は、ほぼ不可能である。 しかし、まれに開眼した状態での金縛りも存在する。開眼型の金縛りの特徴として、全身の随意運動を奪われるものの、嗅覚、聴覚、視覚(ただし眼球運動は不可能、もしくは不随意)が鮮明であり、金縛り状態のままテレビの視聴や車窓からの風景を鮮明に見ることも可能である。
・金縛りの理由
睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があるが、金縛りが起こるのはこのレム睡眠の時である。レム睡眠の時に夢を見るのだが、夢を見ている時には脳は活発に活動しているが、体は活動を休止している。レム睡眠は呼吸を休止させてしまうことがあり、強い息苦しさを感じたり、胸部に圧迫感を覚えることがある。他にも、他動的に四肢を動かされる感覚などを感じる場合もある。そのような不条理な状態を説明するために脳が「自分を押さえつけている人」などの幻覚・夢を作り出すと言われる。
金縛りは、普段余り運動しない者が突然運動を行った場合などに起こりやすくなる。特に有酸素運動は金縛りを誘発しやすい。過酷な有酸素運動をしているスポーツ選手の中には、毎日のように金縛りに掛かる者も多い。また、旅行の移動中や宿泊地での金縛りも多い。これは、移動によって身体が疲弊しているのに対し、環境の変化などにより脳が興奮していることが影響している。その他、ストレスや肉体疲労が金縛りを引き起こすこと、体質的に金縛りに掛かりやすい(特に寝入りの悪い人)、事前に「このホテルは(幽霊が)出るらしいよ」などという噂話を聞くなど様々な理由がある。現在は金縛りの研究も進んでおり、閉眼型の金縛りは睡眠中に何度も起こすようなストレスを与えることで人工的に作り出す事も可能である。
○ 過呼吸
息が吐けない状態。その結果として動脈血中の酸素分圧が上昇、炭酸ガス分圧が低下し1回換気量が増大する。初期状態は低酸素症と似ており、程度が強くなると手足や唇の痺れや呼吸困難、頭のふらつき、息苦しさ、眠気、激しい耳鳴りや悪寒をきたす。
発症するケースとしては、バスケットボールやマラソンなどの呼吸を多く必要とする運動の後が挙げられ、精神的な要因による過換気症候群とは異なる。
・対処法
紙袋などに口をあて、吐いた空気を再度吸い込むという行為をくり返し、血中の二酸化炭素濃度を上げる方法が一般的。この場合、酸素不足にならないよう、少し隙間を作っておく。または、呼吸の速さと深さを自分で意識的に調整すれば2~3分で治まる。
食養から見ると粋が吐けないのは陽性過多です。主食も副食も陰性を入れて行きます。
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