養生医学

口はナゼ渇くか

2017年01月06日

 

○ どのくらい水やお茶を飲んでいますか

  NHKラジオ 朝一番 健康ライフ 11月 9日 管理栄養士 本多京子より

 体内水分量:男 体重の 60%

       女     50%

       老人 50~57%

       赤ちゃん  70%

  水分が10%減るといらいらする。

     20~30%減ると生命が危険(脱水症状)。

 

 1日に必要な水分:2~2.5㍑

  食べ物     1㍑

  代謝水    0.3㍑

  飲み水    1.2㍑

 

・飲み方

  朝  :コップ1杯:強い胃酸から胃を守。

  寝る前:コップ1杯:血液が濃くならないため。

  トイレに起きた時:コップ1杯。

  運動する1時間前:コップ1杯。

  運動中30分おき:コップ0.5~1杯。

  運動終了後:体重が戻る程度の水分量。

 

 水分をひかえる人

  腎機能が低下している人。

 

○ 口が渇く原因

 塩辛いものを食べたとき。

 血液が酸化したとき。

 ・脂っこいものを食べたとき。

 ・動物性食品を食べたとき。

 ・お酒を飲んだとき。

 ・甘いものを食べたとき。

 ・果物を食べたり、ジュースを飲んだとき。

 ・大食したとき。

 ・食べ物をよく噛んでいないとき。

 

○ 二日酔いの予防対策

 二日酔いの原因は血液の酸化です。

 宴会から帰ると生水を要求する。

 二日酔いの予防は血液の酸化を防ぐこと。

  つまみに動物性食品を食べないこと。

  植物性でもピーナツは酸化が激しいから避ける。

  飲み過ぎないこと。

 強アルカリ食品:ハランの根の黒焼き。

         葛の花の乾燥した物を煎じて汁を飲む。

         桜の皮の煎じ汁を飲ませる。

         蓮根の絞り汁を飲ませる。

         柿。

 

○ 水を飲むべきか、控えるべきか

 昔は運動するときも水はなるべく飲むなと言われていた。

 最近では30~60分おきにコップ1杯の水を飲むように指導している。

 どちらが正しいか?

 動物性食品、砂糖、甘い物を多く食べて血液が酸化している人は水分補給が必要。

 主食中心で食べている人は血液がサラサラで血流がよいから水分はそれほど必要ない。

 

○ 咀嚼の効用

  ・食べ物を細かく砕く。

 ・唾液を出し、アミラーゼにより澱粉を消化します。

 ・唾液を混ぜることにより食物をアルカリ化する。

 ・若返りホルモンのバロチンを出す。

 ・脳の血液循環が良くなる。

 ・歯、歯茎を丈夫にする。

 ・殺菌作用。虫歯も予防する。

 

○ 西洋医学から見た病気の原因

 細菌、ウイルス、ストレス、加齢、喫煙、不眠、ホルモン異常、体質、突然変異、環境汚染、原因不明、状況説明など。

 

 病気の始まりは、血液の汚れか、血液がうすい状態です。

 前者は動物性食品の摂りすぎで血液が汚れドロドロ状態です。

  食養では陽性過多、西洋医学では副交感神経の緊張状態。

 後者は砂糖、ハチミツ、果物などの陰性食品の摂りすぎで血液が水っぽくネバネバした状態です、食養では陰性過多、西洋医学では交感神経の緊張状態。

 この血液の汚れがすすむと自律神経の乱れ、動脈硬化、生活習慣病、ガンなどにすすみます。